殺害の男性教官に「強い恨みあったわけではない」と供述も…18歳の自衛隊員はなぜ犯行に？ 陸上自衛隊発砲事件｜TBS NEWS DIG
自衛隊員3人が死傷した射撃場銃撃事件で逮捕された男が、殺害した男性教官に「強い恨みはなかった」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
岐阜市の岐阜拘置支所です。18歳の自衛官候補生の男は現在こちらに留置され、陸上自衛隊の警務隊による取り調べなど、捜査が進められています。
男はおととい、岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で、自衛官になる前の最後の射撃訓練中に隊員3人に向けて小銃を発砲しました。
男は高校時代、同級生に「自衛官になりたい」と夢を語っていましたが、小中学校時代を知る人は「短気な面もあった」と話します。
高校の同級生
「自衛隊の仕事に就きたいとずっと言っていた」
「高3の時に自衛官になりたいと言っていた」
小・中学校の同級生
「普通に話したら優しいけど、短気なところがあった」
「物静かで、先生に怒られたらよくいらついていた」
捜査関係者によりますと、この事件で死亡した52歳の一等陸曹・菊松安親さんと逮捕された男は、日常的に接する立場ではなく、男も「菊松さんに対して強い恨みがあったわけではない」という趣旨の話をしていることが新たにわかりました。
自衛隊警務隊と警察は、訓練中、2人の間にどういうやり取りがあったかなど、動機の解明に向けて慎重に調べを進めています。
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