メキシコ ギャングが移民希望者50人を“誘拐”2022年は2000人以上が被害に(2023年5月18日)
アメリカの移民受け入れ制限が一部解除され、アメリカ国境へ向かう移民希望者およそ50人が、身代金目的でギャングに誘拐されました。
16日、メキシコ北部でアメリカ国境へ向かうバスをギャングが襲撃し、ベネズエラなどから逃げてきた、移民希望者およそ50人を誘拐しました。
ギャングは一人あたり20万円の身代金を要求し、これまでに9人が保護されましたが、残る人たちの安否は不明で、メキシコのオブラドール大統領は軍隊を派遣しました。
メキシコでは、2022年、2000人以上の移民希望者がギャングに誘拐され、事件があった地域では4月にも20人が被害にあったばかりです。
アメリカは11日、移民受け入れ制限を一部解除し、メキシコを通過したい移民希望者が増えるなか、こうした人たちを狙う誘拐事件が、ここ数カ月、急増しています。
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