【速報】なぜ?現役教師が“殺人”で逮捕 校長ら会見 「まったく予想していなかった」(2023年5月10日)
東京・江戸川区の住宅で住人の63歳の男性を殺害したとして、中学校教師の36歳の男が逮捕されました。中学教師と男性との間に一体何があったのでしょうか。学校と教育委員会が会見を行っています。
■現役教師が“殺人”で逮捕 なぜ?
江戸川区教育委員会:「私も報道を受けて、大きな衝撃を受けているところでございますが、もしこれが事実だということであれば、まずもって、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、心より深く深くおわび申し上げたいと思います。学校現場で子どもたちに命の尊さ、命の尊厳、人への思いやりを指導する立場の教員がこのようなことをしてしまったということでは、まだまだ信じられない部分もございますが、もし事実だとしたらしっかりと受け止めてですね、人間教育、しっかりやり直して子どもたちのケアともしていきたい、そのように考えているところでございます。また今後とも報道関係の皆様、あるいは警察の方のご協力ですね、それは全面的に行わさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします」
江戸川区教育委員会:「それでは経緯についてご説明させていただきます。令和5年5月10日水曜日、本日でございますが、本日の早朝、江戸川区立松江第五中学校、本校でございます。本校に警視庁捜査員2名が来校致しました。その捜査員2名から、本校、荒巻淳校長に、本校主任教諭が身柄を拘束された旨、伝えられました。また、この事件は大きな事件によるもののため詳細は教えられない、警視庁のプレス発表は本日夕方までに行う予定であるということが伝えられた状態でございます。それを受け、荒巻校長から午前7時57分、江戸川区教育委員会に連絡があり、庁内で協議し、どういう内容であったとしても大きな事件であれば本日中に学校で会見を行うことを決定致しました」
江戸川区立松江第五中学校・荒巻淳校長:「4点ですね。大きく4点、お話したいと思いますが、普段の教員の人物ですけども、普段は明朗快活、非常に、誰とでも穏やかに会話ができる教員です。日常の勤務状況も良好で、校長の経営方針を理解し、特別支援学級の主任としてその具現化を目指した進言や提案をすることができています。担任としても個を大切に、一人一人の生徒に配慮した指導をしており、中堅教員として手本となっています。朝出勤し、放課後も職務に専念している様子がうかがえます。教員との人間関係も良好です。2点目ですが今回の行動、問題行動については全く予想をしておりませんでした。それに尽きます。今後ですね、一番は生徒への影響が出ないように、そう願っておりますので、これまでもしておりましたけども、教職員への服務監督、日頃からしっかり周知しております。今後も引き続き指導していきたいと思っております。昨日の放課後まで通常勤務しておりました」
江戸川区立松江第五中学校・荒巻淳校長:「先ほども説明がありましたように、朝連絡を受けて言葉にならなかった。ということで、まずは、警察当局にしっかりと協力をしていく、そういうふうに朝、思いました。若手教員の育成ですとか、年間の教育課程の編成にかかわる進捗状況を確認しながら計画をしていく、そういった立場で日々職務に専念しておりました。もちろん担任ですので、朝から放課後まで、直接子どもたちの成長を見守りながら指導しております。先ほど冒頭にも話をしましたが、明るく一人一人の個性をしっかりと見て、個々に応じた丁寧な対応をしているというふうに私は見てました」
■接点は? 現場は学校から“徒歩5分”
事件についてこれまでに分かっていることを整理していきます。
事件は今年2月、東京江戸川区の住宅で起きました。逮捕されたのは区立中学校の現役教師・尾本幸祐容疑者、36歳です。逮捕容疑はこの自宅に住む山岸正文さん、63歳を刃物のようなもので刺して殺害した疑いです。
捜査関係者によりますと、山岸さんは首の辺りに鋭利なもので刺された深い傷があったということです。帰宅したところを襲われたとみられています。また、位置関係も分かってきました。被害に遭った山岸さんの自宅はこの辺りなんですけれども、尾本容疑者が勤める中学校からわずか280メートルほどしか離れていません。歩いて5分ほどの距離、かなり近い距離で起きたことが分かります。また、尾本容疑者の自宅は直線距離で3キロほど離れた場所にあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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