- 病院前で『救急車が渋滞』に…病院長「大学病院の救急では通常はない」医療ひっ迫続く(2022年8月12日)
- 「政府の中枢で外交活動を」学科試験なし…“キャリア”外交官の中途採用の募集開始(2023年8月7日)
- 「希望者に年内接種できるよう」オミクロン株対応ワクチン“全額”公費負担方針決める 20日にも接種開始へ|TBS NEWS DIG
- 「バーでぼったくられ むしゃくしゃ」60歳男性を何度も踏みつけ・・・(2022年1月17日)
- アメリカ・カナダ国境の橋で車が爆発 2人死亡 NY州知事「テロリストが関わったと示すものはない」 | TBS NEWS DIG #shorts
- 相次ぐ値上げによる家計への影響 1カ月あたり約1万5千円(2022年8月13日)
【影響】猛威振るう“鳥インフルエンザ” 「ラーメン」や「ご当地グルメ」も危機に
鳥インフルエンザの猛威は、卵の値上がりや品薄以外にも及んでいます。ラーメンやご当地グルメがピンチに陥っていました。さらに、日本最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市でも異変が起きていました。
◇
東京・千代田区にある家系ラーメン店「IEKEI TOKYO 王道家直系」。オープンと同時に満席になるので経営は順調と思いきや、“家系ラーメン”を名乗る上で危機的な状況だといいます。
王道家 清水裕正社長
「前と同じように定期的に出すことすら難しくなってきている」
原因は鳥インフルエンザです。今、全国で猛威を振るい、今シーズンのニワトリの殺処分は過去最大規模になっています。
その影響で――
王道家 清水裕正社長
「お金出せば前は入ったけど、そういう問題じゃない。在庫がないから」
コクや風味を豊かにするため、“家系ラーメン”には欠かせないのが「鶏油(チーユ)」です。ニワトリの脂が多い肉などから抽出しますが、現在、材料の仕入れ値が3倍ほどに上がり、必要な量を仕入れることも簡単ではなくなったといいます。
店では無料で「鶏油」の増量サービスを行っていますが、仕入れ状況によっては実施できない日もあるといいます。
常連客
「(以前来店した時に)油多めができなかった。その時は切なかった」
◇
さらに、山形名物“冷たい肉そば”もピンチになっていました。
定助そば 杉浦正人店主
「全国各地で鶏が殺処分になって、だんだん肉が少なくなる」
肉そばには卵を産めなくなったニワトリ、いわゆる“親鳥”のもも肉が欠かせません。しかし、ゴールデンウイーク明けには親鳥の在庫がなくなり、“冷たい肉そば”を提供できなくなるといいます。
◇
影響を受けるのはニワトリだけではありません。日本最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市では、すっかり春の陽気の中、ツルの様子を見に来た農家が異変を感じていました。
80年この地で暮らす農家
「こんな遅くまでいるの珍しいですよね。去年は1羽も残らなかった」
出水市では例年、1万羽以上のツルが冬を過ごします。鹿児島県ツル保護会によると、ゴールデンウイークの時期には、ケガや病気で飛べないツル数羽を残して繁殖地のロシアに帰ります。
80年この地で暮らす農家
「何羽いるかな。1234…、12131415…40~50羽くらいいるね」
しかし、ゴールデンウイーク目前の28日も50羽ほどのツルを確認しました。
近くの住民
「今年は異常です」
近くの住民
「元気な、今でも帰れるようなツルもたくさん残っているから」
なぜロシアに帰らないのか。県のツル保護会によると、今年は鳥インフルエンザの影響もあり、例年の10倍以上ツルの死体を回収したといいます。(回収したツルの死体 例年:120~130羽 今年:1475羽)ツルは家族単位で行動することが多いため、鹿児島県ツル保護会は「親を失った子どものツルが帰るタイミングを逃してしまったのではないか」といいます。
ツルが田んぼに長く居座ることに農家からは――
米農家
「ツルが重いので、踏んだら稲が下にいっちゃう」
ただ、保護会は今月中旬に例年の5倍ほど残っていたツルも、気温が上がるにつれロシアに帰っていくと予測しています。
(2023年4月28日放送「news every.」より)
#鳥インフルエンザ #ラーメン #鶏油 #そば #ツル #日テレ #newsevery #ニュース
◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/1zqxcDC
Instagram https://ift.tt/wC7LZcN
TikTok https://ift.tt/Gi407TV
Twitter https://twitter.com/news24ntv
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp
コメントを書く