滋賀・日野町事件…弁護団らが再審求め最終意見提出 阪原弘さんの『音声データ』公開(2022年2月10日)
滋賀県日野町で起きた強盗殺人事件で、再審(裁判のやり直し)を求めて、弁護側が最終意見を提出しました。
1984年、滋賀県日野町で酒店の女性が殺害されて金庫が盗まれた事件で、強盗殺人の罪に問われた阪原弘さんは“自白を強要された”などとして無罪を訴えていましたが、最高裁で無期懲役が確定し、服役中に病死しました。
弁護団らは早期の裁判のやり直しを求めて、最終意見を大阪高裁に提出。また苛烈な警察の取り調べについて話す阪原さんの音声を公開しました。
(阪原弘さんの音声)
「わしも娘がかわいいので、それまでなんぼ拷問受けても死なへんさかいと私は思いましたが、(警察に)娘のことを言われたときには、もうそれに応じなしょうがないと」
再審については現在も大阪高裁で審理されています。
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