【逮捕】マッチングアプリで男性を誘い出す 歌舞伎町で“高額請求”
東京・歌舞伎町のバーで男性客に違法に飲食代の支払いを迫ったとして、男女16人が逮捕されました。男性客はマッチングアプリでマッチした女から店に誘われ、高額な飲食代を請求されたということです。中には、50万円を超える請求をされたと証言する人も。
◇
4日、東京・新宿署に同じグループのメンバーとみられる容疑者たちが続々と入っていきました。中にはマスクで顔を隠す男や、若い女の姿もみられました。
ぼったくり防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、飲食店従業員の木下幸也容疑者（28）と杉山琢磨容疑者（34）ら男女16人です。いわゆる“ぼったくりグループ”とみられています。
木下容疑者らは、新宿・歌舞伎町で店を変えながら犯行を繰り返していたとみられています。使ったのはマッチングアプリです。男が女性を装ってアプリで男性と接触すると、待ち合わせ場所には女が現れます。そして――
女
「知っている店がある」
実は、女は木下容疑者らの店の従業員でした。
警視庁の調べによると、女は従業員であることを隠して男性を店に誘い出していたということです。
店内では、従業員が1時間5000円の飲み放題と案内していたといいます。2人が酒を飲み始めると、女が「負けたら一気飲みのゲームをしましょう！」とショットグラスの酒を大量に注文したといいます。これは飲み放題のメニューに無い酒だったのです。
そして、1時間ほどたつと店の人に「お客さん、支払い結構いっているけど大丈夫ですか？」と聞かれたといいます。最大50万円ほどの請求をしていたということです。
警視庁が公開したコンビニの防犯カメラの映像では、男性がATMで下ろした金をそのまま男に渡す様子が確認できました。
手持ちで払えない客はコンビニのATMへと連れていって金をおろさせたり、クレジットカードでキャッシングさせたりして支払わせていたということです。
私たちが取材したのは、歌舞伎町で同様の手口で高額な飲食代を請求されたという男性です。女性とマッチングアプリで知り合ったその日にLINEを交換し、飲みに誘われたといいます。
同様の手口で“ぼったくり”を受けたという被害者
「店を最初に決めようかと僕も（メッセージで）言っていたんですけど、『合流してから決めよう』みたいな感じで相手がなって、（会うと）『気になっているところがあるんだよね』みたいな、あれよあれよと誘導されて」
疑うことなく、女性とともに入店しました。飲み放題と案内されましたが、女性はショットグラスの酒を大量に注文したといいます。この酒も飲み放題だと思い込み1時間ほど飲み続けていると、50万円を超える請求をされたと証言しました。
同様の手口で“ぼったくり”を受けたという被害者
「僕が頼んで発生してしまった金額と真摯（しんし）に受け止めちゃって、その時は払わなきゃって気持ちの方が先行しちゃった。女の子も連れでいたので困らせちゃいけないっていう感じもあって、どうにか解決しなきゃっていう方にいってしまいました」
男性は、女性を困らせてはいけないと思い支払いを断れず、50万円を超える金を支払いました。女性は当時、「半額払う」と言っていたものの、翌日以降、女性とは会えなくなったということです。
同様の手口で“ぼったくり”を受けたという被害者
「女性の方は一切疑っていなかった自分がいたんですけど、女性の方もグルだったんだなっていう、そこがショックでしたね」
「（ぼったくりは）今はそんなにないだろうと思っていたので、まさか自分が被害に遭うとは」
4日に逮捕された男らは、SNSを使って高額報酬をうたう、いわゆる“闇バイト”で従業員を集めていたということです。
歌舞伎町周辺では、今年2月末時点で同様の手口によるぼったくり被害が約5700万円にのぼっているということで、警視庁が関連を調べています。
（2023年4月6日放送「news every.」より）
#東京 #歌舞伎町 #高額請求 #マッチングアプリ #日テレ #newsevery #ニュース
◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/NsZF5cp
Instagram https://ift.tt/blawgQK
TikTok https://ift.tt/xO02ahZ
Twitter https://twitter.com/news24ntv
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp
