【開発に2年】「かさばって困る」悩みを解消 折りたためる「ペットボトル」登場
ペットボトルについて街で取材すると、捨てる際にかさばって困るという意見が聞かれました。そんな中、5日に発表されたのは、小さく折りたためるペットボトルです。
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街を行く人に「ペットボトルを捨てるときに困っていませんか?」と尋ねました。
「1日3、4本は出る感じ。かなりかさばってます」
「1週間ためなきゃいけないんですけど、かなりかさばって大変です」
「玄関とかに置いてあることが多いので、出られなくなる可能性もあって」
多くの人が口を揃えたのが、“かさばる”という一言です。そんな悩みを解決してくれるかもしれない新たなペットボトルが、5日に大手飲料メーカーから発表されました。
一見、普通の2リットルペットボトルに見えますが、“折りたためる”ペットボトルなんです。
記者
「簡単につぶれました」
“たたむコツ”は、容器にある線などに沿って折り紙のように折っていくだけ。
サントリー・包材部 齋藤義弘課長
「使用したあとに小さくたたむことで、保管時にかさばらないというのが大きなメリット」
たたんで袋に入れたボトルと、そのまま袋に入れたボトルの数を比較してみました。
記者
「(たたんだボトルは)袋いっぱいになるまで、43個入りました」
そのまま入れたのが10本に対し、たたんだモノは43本。4倍以上になりました。開発におよそ2年かけた新ボトル、この形にたどり着くまでに70回以上改良をかさねてきたといいます。
そのたたみ方は、これまでのペットボトルにも応用可能だといいます。実際にやってみると…
記者
「頑張れば結構小さくたためました」
従来のペットボトルでも同じようにたたむことができました。
サントリー・包材部 齋藤義弘課長
「頑張ったらたたむことができると思いますので、ぜひともお客さまのほうで工夫してたたんでもらえれば」
“折りたためる”ペットボトルを街の人に見てもらうと、ゴミ捨ての回数を減らせそうという声が多く聞かれました。
「すごーい」
「めっちゃ小さくなる。かさばらなくていいね」
「2週間に1回のゴミ捨てでも耐えられるかな」
いま、家庭から出るペットボトルの回収量は、リサイクルへの意識が高まり、年々増えているといいます。
ペットボトルなどを回収、リサイクルする業者を訪ねました。
記者
「すごい量ありますけど?」
利根川産業・取締役部長 利根川靖さん
「だいたい500キロから600キロくらいですかね」
この会社では、1日6~7トンのペットボトルが運搬されてくるといいます。容器がつぶれていると、業者にもいいことがあるといいます。
利根川産業・取締役部長 利根川靖さん
「つぶしていただくと非常に運搬効率が高まりますので、3、4倍くらいには回収できる量は増える」
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小さくなると便利なものは、ほかにもあります。いま、常に持ち歩くようになったエコバッグも変化しています。
モンベル品川店 松島享兵店長
「財布にも入ってしまうようなコンパクトなショッピングバッグをつくりました」
折りたたんだバッグをカードと比較してみると、ほぼ同じサイズで、その小ささは一目瞭然でした。お財布の中にもすっぽりと入るので、ほぼ手ぶらででかけることが可能です。(フラットバッグ 1540円~)
モンベル品川店 松島享兵店長
「一番小さな4L(バッグ)はコンビニの弁当+飲み物が入る大きさ」
お客さんからも、小さく・薄く・軽いため、持ち運びやすいと好評だということです。
(2023年4月5日放送「news every.」より)
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