【迷惑行為】「吉野家」容器の紅しょうが“直食い”…男2人逮捕 「名鉄」では…

【迷惑行為】「吉野家」容器の紅しょうが“直食い”…男2人逮捕 「名鉄」では…

牛丼チェーン「吉野家」で、使用した箸で共用の紅しょうがを直接食べたとして、男2人が逮捕されました。紅しょうがを食べた男は「みんなを笑わせたいと考え…」と話しているということです。さらに去年、名古屋鉄道名古屋本線では走行中の列車の運転室に乗客が侵入し、今年2月に迷惑行為で書類送検されました。当時10代の会社員は「悪ふざけだった」と話しているということです。

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牛丼チェーン「吉野家」で、卓上に置いてある共用の紅しょうがを箸でかきこんだとして、嶋津龍容疑者（35）が威力業務妨害などの疑いで逮捕されました。また、その様子をスマホで撮影していた岡敏秀容疑者（34）も同じく逮捕されました。撮影された動画はSNSに投稿されていました。

警察によると、2人は去年9月に大阪市住之江区の「吉野家」で、共用の容器に入った紅しょうがを自分が使った箸で直接食べ、店の業務を妨害した疑いなどがもたれています。

迷惑動画が原因で逮捕された2人。発覚したきっかけは、動画を見た客からの連絡でした。吉野家は今年2月5日の時点で迷惑行為を把握し、店舗も特定して警察に被害届を出していました。その後、SNS上の情報などから2人を特定し、逮捕に至ったということです。

動画は自らSNSに投稿し、インターネット上で拡散されました。2人はいずれも容疑を認めているということです。一体なぜ、こんな行為に及んだのか…。

嶋津容疑者は「みんなを笑わせたいと考え、使っていた箸で紅しょうがをじかに食べた」と話し、撮影した岡容疑者は「私が『面白いことをやって』と頼んだら、いきなり（嶋津容疑者が）自分の箸で紅しょうがを食べた。私はめっちゃ面白くて、みんなに見てほしかったので、その状況をSNSに上げた」と話しているということです。

“みんなを笑わせたかった”という35歳と、“面白くて、みんなに見てほしかった”という34歳。逮捕された2人は、小学校と中学校の同級生だといいます。

街の人の受け止めは――

会社員（23）
「不快にしかならない」

――（容疑者2人は）30代だが。

会社員（23）
「えー…。大人でもやるんだ、そういうことっていう」

――（容疑者は）「面白いから、 みんなに見てほしい」ということだが。

大学生（18）
「面白くないですね」

大学生（18）
「迷惑にしかならないので、やめてほしい」

大学生（18）
「そういった1つのことで人生が変わると思うので、常識っていうのが大事なのかなって思いました」

あまりにも度が過ぎた迷惑行為によって、吉野家は当該店舗を一時閉鎖し、紅しょうがの廃棄や交換、店内の消毒・洗浄など、多くの対応に追われました。吉野家は私たちの取材に、「お客さまへ不快・不安な思いをさせ、外食全体の安全・安心が問われる大きなニュースとなったことは誠に遺憾でした。今後、このようなことが再び起きないことを切に願っています」とコメントしています。

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一方、迷惑行為は“走行中の列車”でも行われていました。

去年、名古屋鉄道・名古屋本線の列車の運転室で撮影された映像には、1人の男性が映っていました。運転台の前に立つ男性がペダルを踏み込むと、ホームに到着する際などに注意をうながすミュージックホーンが流れました。すると、男性はしきりに周囲を気にする様子を見せていました。

実はこの男性、乗務員ではなく乗客でした。勝手に運転室に侵入し、迷惑行為に及んでいたのです。落ち着かないそぶりを見せつつも音を鳴らし続けると、今度は警笛まで鳴らす始末でした。

今年1月、名古屋鉄道に情報提供があり、被害が発覚しました。警察は、動画に映っていたのは愛知県内に住む当時10代の会社員と特定。運転室に無断で立ち入ったとして、鉄道営業法違反の疑いで今年2月に書類送検しました。

調べに対し、当時10代の会社員は迷惑行為に及んだ理由について、「悪ふざけだった」と話しています。

これによる遅延などの影響はありませんでした。名古屋鉄道は「多くのお客さまにご迷惑のかかる可能性のある行為なので、運転室に入ることは絶対におやめいただきたい」とコメントしています。
(2023年4月4日放送「news zero」より）

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