ガーシー議員に除名宣告 議員資格失う 取材に「票を入れた人たちには申し訳ない」 警視庁「動向を注視」｜TBS NEWS DIG
きょう開かれた参議院の本会議で、政治家女子48党のガーシー参院議員の「除名」が宣告されました。これで国会議員の資格を失ったことになります。
尾辻秀久参院議長
「議員ガーシー君、懲罰事犯の件を議題といたします」
本人不在のまま始まった参院本会議。ガーシー議員を「除名」処分とするか採決が行われ、同じ党に所属する浜田参院議員だけが反対票を投じ、出席した残りの議員は全員、賛成票を投じました。
尾辻秀久参院議長
「国会法第122条第4項の規程により、ガーシー君を除名する」
ガーシー議員は「除名」を宣告され、国会議員の資格を失いました。国会議員の除名は72年ぶり、戦後3例目で、国会欠席が理由となるのは初めてです。
自民党 世耕弘成参院幹事長
「初当選以来、1日も国会に登院することなく、今回こういう懲罰という事態に至ったことは大変遺憾だというふうに思っております」
立憲民主党 田名部匡代参院幹事長
「全国民の代表であるという自覚が全くなかったと言わざるを得ませんし、除名というのは当然だろうというふうに考えます」
これを受け、政治家女子48党の副党首を務める齊藤健一郎氏が繰り上げ当選する見通しで、齊藤氏は会見で、自らは登院し、本会議などに出席する意向を示しました。
ガーシー議員はきのう夜、JNNの単独インタビューに応じ、自身に投票した有権者に対して謝罪しました。
政治家女子48党 ガーシー参院議員
「国会議員を志半ばでクビにさせられたということが、本当に僕に票を入れた人たちには申し訳なかった」
一方、警視庁はガーシー氏に引き続き、事情聴取を要請する方針です。
警視庁は今年1月、ガーシー氏の関係先を著名人やジュエリーデザイナーに対する「常習的脅迫」と「名誉毀損」などの疑いで家宅捜索していますが、ガーシー氏は帰国せず、任意の事情聴取の要請に応じていません。
警視庁は、ガーシー氏の「今後の動向を注視する」としています。
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