元野球選手が挑む第2の人生は畳職人 「畳と野球は自分の人生から切り離せない」子どもたちに野球指導も【ゲキ推しさん】|TBS NEWS DIG

元野球選手が挑む第2の人生は畳職人 「畳と野球は自分の人生から切り離せない」子どもたちに野球指導も【ゲキ推しさん】|TBS NEWS DIG

元野球選手が挑む第2の人生は畳職人 「畳と野球は自分の人生から切り離せない」子どもたちに野球指導も【ゲキ推しさん】|TBS NEWS DIG

侍ジャパンのダルビッシュ投手と日本ハムに同期入団の元投手・中村渉さん43歳。
2007年に球界を引退した後、実家の「中村畳工店」を継ぎ、新しい畳商品の開発に挑んでいます。

■「畳の良さを感じて欲しい」 固定概念を覆しアウトドア用の畳も開発

山形純菜キャスター:
元プロ野球選手で現在畳職人の中村渉さん43歳。2004年から3年間プロ野球選手として活動し、2016年からは1800年創業の中村畳工店の八代目店主として働いています。
「畳の部屋はだいぶ少なくなってきたので、多くの人に畳の良さを感じて欲しい」と、畳の普及に尽力しています。

中村さんは野球で培った、“当たって砕けろ”精神で新たな畳商品を開発しています。
畳表が緑やピンク、黒といったカラーでしたり、へりも花やドット柄といったデザイン、数百種類の中から選択できるそうです。

それから「畳=室内」という固定観念を覆す商品も開発しています。
アウトドア用の畳ということで、車中泊用の畳“NATURE ROOM”を開発しています。ワゴン車などの後部座席に設置できる畳で、寝ることができるということです。
畳のデザインは4種類で、車の形に合わせた完全オーダーメイド。価格はワゴン車で約7万円。3月から販売を始め、既に3件販売したということです。

その他にも、外で使用できる“アウトドア用畳マット”(1万3500円)や、小さな机“tatami&wood table”(2万6500円)などがあります。

キャンプ需要も高まってますし、これからの季節のお花見の時期にぴったりですよね。

中村さんの今後の目標は「日本だけではなく、海外の皆さんにも畳の良さを発信していきたい」と話しています。

井上貴博キャスター:
野球に限ったことではないですけど、スポーツ選手の“セカンドキャリア”にこそ、チャンスが秘めているって言ってますけど、実際に同じ立場で第2の人生はどうですか?

元北海道日本ハムファイターズ 斎藤佑樹さん:
野球選手だけじゃなく、多くのアスリートのセカンドキャリアが今課題とされていますが、やっぱりこういう経験ってすごく世の中のためにもなると思いますし、これからの野球選手のためにもすごくいい発信だな、素敵だなって思いました。

井上キャスター:
同じ立場として経験してみて、「こういう制度とか、こういう動きがあるとより能動的にアクションしやすかったな」なんていうふうに感じることがあればぜひ教えてください。

斎藤佑樹さん:
やっぱり自分で手に職を持ってる方ってすごく強いと思うんですよ。でも、多くのアスリートはそうではない方が多いので、やっぱり企業の方たちと一緒に組んでプロジェクトを進めるとか、僕だったらやっぱり野球に関することを、とにかく野球界を良くするためにっていうことをビジネスに変えてやっていくべきかなと思いますね。

ホラン千秋キャスター:
畳でいうと、ハリウッド映画『007』に畳が登場するなど、海外でも日本の文化でかっこいいものとして描かれることも増えてきたので、広がりは無限かなっていうふうに感じますね。

井上キャスター:
市場は相当広いですもんね、国内だけじゃなくて海外もあわせると。

■アスリートのセカンドキャリアを考える 「これからの僕の勝負でもある」 

山形アナウンサー:
そして畳職人となった現在も野球を続けています。
「畳と野球は自分の人生から切り離せない」と話すように、現在、地元青森県で子どもたちへの野球指導を行っているということです。

野球の発展にも貢献していますが、その中村さんから斎藤さんへメッセージを預かっています。
「第二の人生を歩んでいる斎藤さんの姿を見て僕も励みになっています。形は違えど共に野球界に貢献できたらと思います」ということです。

斎藤佑樹さん:
ありがとうございます。野球界に対して、その人なりの僕なりの恩返しをできたらいいなと、僕も頑張ってるので、ぜひどこかで一緒にコラボしたいですね。

ホランキャスター:
競技に恩返しをしたいなという方もいれば、全く違うことやってみたいなという方もいると思うんですけれども、人によるとは思いますが、選手の皆さんはセカンドキャリアについて、いつぐらいから考え始めるものなんですか?

斎藤佑樹さん:
やっぱり現役を全うしたいって思いが当然強いので、僕は何をやるかっていうのは引退してから決めました。それでもアメリカは、“デュアルキャリア”って言って、やりながら、次のキャリアを考えていくっていうことがスタンダードなので、そういう文化が日本にも入ってくるといいなと思いますけどね。

井上キャスター:
斎藤さんがこうやって活躍することで、今まではどうしてもスポーツ選手って命も燃え尽きるまでやり抜くのが美徳だとされてきた。それも素敵ですけど、やはり今の少年少女、これから活躍をしていく子が、第2の人生を考えながらっていうのはとてもいい展開になるかなと思います。

斎藤佑樹さん:
まさにアスリートのセカンドキャリアを考えることで、その競技自体の人口も増えていくと思うんですよね。安心して…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230309-6072401)

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