全壊・半壊建物は68万棟超 トルコ・シリアの大地震 シリアの反体制派地域では被害の調査行われず｜TBS NEWS DIG
トルコとシリアで起きた大地震で、トルコ国内だけで全壊もしくは半壊した建物が、少なくとも68万棟を超えることが明らかになりました。
今月6日、トルコとシリアを襲った大地震では、これまでに5万人を超える死者が確認されていますが、トルコ政府は23日、国内の建物被害について8割の初期調査を終えたと発表。全壊もしくは半壊の建物は、▼ビルだけで16万4000棟、▼民家は51万8000軒にのぼると明らかにしました。
地元メディアによりますと、こうした建物の多くは1999年のトルコ西部を襲った大地震以前に建てられていたとされ、安全基準をどこまで逸脱していたかなどについて、今後、調査が行われるということです。
一方、甚大な被害が生じたシリア北西部の反体制派支配地域イドリブではシリア政府の調査などが行われていないため、地震による建物被害の全容はいまだ分かっていません。
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