【各地で火事相次ぐ】東京は“雨なし”21日連続…空気乾燥 火の取り扱いに注意を
12日、東京の最小湿度は25％まで下がり、乾燥した日が続いています。全国各地で火事が相次いでいて、東京・八王子市では12日午後、火元の住宅など8棟に燃え広がる火事が発生。愛知・名古屋市の住宅密集地では11日、あわせて9棟が焼ける火事がありましたが、12日午前にも、市内にある2階建ての住宅で火災が発生しました。
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12日午後1時半すぎ、東京・八王子市で2階建ての住宅で火事が発生し、火元の住宅など8棟に燃え広がりました。
大きな炎が住宅を包み込む様子を撮影した人は――
動画の撮影者
「家やん！ 家、ごうごう燃えてるやん！」
道路を走る車の中まで熱が伝わってきたといいます。
動画の撮影者
「すごく熱気を感じました。もうちょっと近づいたら、皮膚が焼けるんじゃないかってくらいの熱さでしたね」
東京消防庁などによると、20代の男性1人がケガをしているということです。現場周辺では火事の影響で通行止めになり、自宅に向かう道が通れなくなった学生もいました。
近くの大学に通う学生
「行けないので、『迂回（うかい）して帰ってくれ』っていうふうに言われたので、遠回りになっちゃうんですけど。煙たかったですね、結構、大学の方までにおいしてたので」
東京は12日で、1滴も雨が降っていない“雨ゼロ”状態が21日連続しています。歴代2位の長さで、あと2日で66年前の最長記録に並びます。
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空気が乾燥する中、各地で火災が相次いでいます。11日午後9時半ごろ、栃木・足利市の住宅で、炎が立ち上る様子がカメラに捉えられました。
動画を撮影した近所の住民
「爆発音みたいなのがバンバンバンと4・5回しておりまして、火の粉がかなり舞っていたので、すごい怖く感じました。住宅街で結構、昔からの古い住宅街があって、道も狭くて密集しているような地域です。かなり、みんな心配で見に来てました」
警察などによると、全焼した木造住宅から性別不明の1人の遺体が見つかり、住人の70代の夫婦と連絡が取れていないということです。
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11日夕方、愛知・名古屋市の住宅密集地では、倉庫や住宅などあわせて9棟が焼ける火事がありました。12日午前にも、市内にある2階建ての住宅で火災が発生し、住人とみられる高齢男性1人が病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。また、豊橋市でも、木造2階建ての住宅がほぼ全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかっています。
関東や東海では13日にかけても乾燥が続く見込みで、引き続き、火の取り扱いには注意が必要です。
（2023年1月12日放送「news every.」より）
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