渋谷“透明トイレ”まさかの“丸見え”…原因と対策は(2022年12月16日)
2年前、東京・渋谷の公園に出現し、話題をさらったこちらの施設、ガラス張りの“透明トイレ”です。外から丸見えの状態で用を足す、なんてことはありません。中に入り、鍵をかけると、一瞬でガラスが曇り“不透明に”。もちろん、外から見てもこの通り。プライバシーがしっかり守られていたはずの画期的なトイレ。ですが、今、異常事態が起きていました。
事の発端はユーチューブに上がった“ある動画”。
人気YouTuber・コレコレさん:「今から便座に座るので見ていて下さい。まずこのように入ってカギを閉めます。こんな感じでね…」
お分かり頂けたでしょうか。鍵をかける前と、かけた後を比べると、少しガラスが曇った程度で、肝心の内側は一切隠れていませんでした。改めて、本来は中は全く見えない状態になります。
人気YouTuber・コレコレさん:「これ隣女子トイレなんですよ。女子トイレもこんな感じで見えるんですよ」
16日、問題のトイレを確かめに行くと…。常に曇りガラスの状態で運用するという対策が取られていました。
公園利用者:「(友達を)待っている時にトイレを拝見した。これが全トイレの入り口に書いてありました。」「(Q.前に来たときは?)なかったです」
透明トイレの利用者は…。
透明トイレの利用者:「(ガラスが)曇っている時にパーッと…透けて見える状態になったらどうしようかと思いました。外から自分の連れが『見えなかったよ』って。それで安心しました」
透明にならなくなった理由は一体何なのでしょうか。トイレを維持管理する団体が16日、コメントを出しました。
日本財団HPから:「今回の不具合は、ガラス壁内の透明・不透明化を作り出す粒子が気温の低下により固まることから不透明化に時間を要し、通常利用に支障をきたしてしまったもので、おわび申し上げます」
ガラスの表面には、電源が入ると透明になり、切ると曇る、特殊な粒子が貼られています。それが、寒さで鈍くなり、うまく機能しなくなったということです。
“透明状態”が復活する時期は未定。同様のことが発生しないよう検証を進めるということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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