【報ステ】「日本のスタイルとは何か」世界に示した“日本のチカラ”内田篤人解説(2022年12月6日)
サッカーFIFAワールドカップ2022、日本代表はPK戦の末、クロアチアに敗れ、ベスト16で大会を終えました。
現地カタールから元日本代表・内田篤人さん&安藤萌々アナウンサーの中継です。
◆元日本代表・内田篤人さん
(Q.PK戦をどうみましたか)
ヨーロッパではPKで決着がつく大会が多いので、1年間の準備期間があれば1000本、PKの練習してこいという監督もいるぐらいです。
そういう準備が結果につながる気もします。
(Q.今大会の結果をどうみますか)
ワールドカップが始まる前は、日本の本当の立ち位置が分かるんじゃないかと思いました。
Jリーグができて30年、色々経験をしてきました。
そのなかで、ドイツやスペインに勝利したのは、非常に評価できましたし、素晴らしい成果だと思います。
ただ、「これが日本のスタイルなのか」「僕たちがやりたいサッカーは何なのか」「強いチームに対して、しっかり守ってカウンター。これは日本のやりたいことなのか」という選手の声も聞こえてきました。
日本のスタイルは試行錯誤しながら決まっていくのかなと思いました。
◆安藤萌々アナウンサー
(Q.ワールドカップをどう感じましたか)
私は、スポーツを担当させていただいてから、東京オリンピック、北京オリンピックと制限がある世界大会を取材してきました。
制限がないスポーツイベントで、これだけ多くの人がつながれるんだという驚きがありました。
街中どこもサッカームードで、6日もこの場所に来るまでに、多くの人に「昨日の日本がんばったよ」「良いマッチだった」「スペイン・ドイツにも勝ったし」とみんなに言ってもらえて、こんなに多くの人がサッカーを通じてつながれるんだと感じました。
◆元日本代表・内田篤人さん
(Q>取材者として初めてのワールドカップはいかがでしたか)
選手の時は、普通に同じグラウンド幅で11人対11人、ただのサッカーですが、周りの影響力や反響は非常に多かったです。
ただ、僕はサッカー小僧のように毎試合見させていただいて、非常に楽しかったです。
(Q.日本はこれから、どういったところを克服していけば良いと思いますか)
選手の声を聞くと“1発持ってる”と。
クロアチアは少ないチャンスでも得点を入れてきました。
また、クロアチアは予選3試合をほぼベストメンバーで戦っていて、日本の方がコンディションが良かったはずですが、クロアチアはタフな戦いをしてきました。
悔しいですが「クロアチアがベスト8に進むのが当然」という声も記者のなかでは聞かれました。
(Q.今大会の教訓は何ですか)
ワールドカップは色んな国・選手が出て、難しい大会ではありますが、負けた次の日から、自分たちのクラブにってサッカーを始めます。
自分の日常が世界トップなのか。そのなかで、4年後に向けて各々が成長できるかがキーになってくると思います。
(Q.日本が目指すスタイルがあるとすれば、それは何だと思いますか)
これは本当に試行錯誤しながらだと思います。
勝ちに徹するために、しっかりとディフェンスするというのが、日本のスタイルなのかもしれません。
今後、親善試合などで強い国と戦っていくなかで、スタイルが決まっていきますが、やはり日本人の特徴としては『組織力』や『スピード』が、今回の大会では非常に目立ったポイントです。
自分たちのスタイルを確立しながら、どういった監督がつくか、日本サッカー協会がどう進んでいくかにかかっていると思います。
(Q.日本が目指すのはベスト8ではなく、優勝だという声も聞かれます。この考えかたはどうですか)
人それぞれの考え方があると思います。
優勝するために逆算して考えていく選手もいますし、一つずつ目標をクリアしていく選手もいます。
どちらが良いという考えではありませんが、日本サッカー協会としては、2050年までに日本がワールドカップで優勝するというのが一つの目標です。
もちろん次の大会で優勝しても良いですから、やっている選手としては一番上を目指してほしいと思います。
僕もいつか日本人がワールドカップのトロフィーを掲げる姿を見たいです。
それがいつになるかは分かりませんが、期待しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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