自由な髪色で仕事が可能に「作業スピードもアップ」 変わる”身だしなみルール”|TBS NEWS DIG

自由な髪色で仕事が可能に「作業スピードもアップ」 変わる”身だしなみルール”|TBS NEWS DIG

自由な髪色で仕事が可能に「作業スピードもアップ」 変わる”身だしなみルール”|TBS NEWS DIG

髪色、ネイル、服装など様々な仕事である“身だしなみルール”。“ルール”緩和の動きが広がっています。

■接客業 ネイル・髪色 ルール緩和の動き

良原安美キャスター:
身だしなみのルールの緩和が様々な職場で広がっているようです。愛知県のスーパー「ピアゴ」では、11月1日から身だしなみのルールが緩和されています。

髪色はこれまで、黒または自然な栗色と決められていましたが「自由」に。髪型は、パーマのウェーブは緩やかに、男性は丸刈り禁止というルールがありましたが、派手なパーマ・アレンジ、不快感を与えるものは不可というように変わりました。女性のネイルは、透明または薄いピンクと決められていましたが、凹凸がなく、派手でなければ自由と変わっています。

スーパー「ピアゴ」で約2年半働いている照井さんは、元々は金髪でいらっしゃったそうですが、ピアゴで働くために暗めの茶色に染め直したそうです。それを今回ルールが緩和されるということで、緩和された当日に美容室を予約して、紫のヘアカラーに変えたそうです。

かなり思い切ったイメージチェンジですが、どうして紫にしたのか伺いました。
照井さんはBTSが大好きなんだそうです。BTSのモチーフカラーが紫なのでということでした。ルールの緩和で、自分らしい推し活ができるようになったと言えるかもしれません。

そして、髪色を変えてこんな変化があったようです。

照井さんは「モチベーションが上がり、作業スピードもアップしました。高齢のお客様からは『ファンキーだな、あんたの髪を見ていたら色々買いたくなった』とちょっと高めのタオルを買ってくれました」と話しています。もしかしたら売り上げアップに貢献していたかもしれません。

ルールの緩和は、背景にはやはり人員が少なくなってきていることもあるようです。ルールを緩和して、様々な人に働きに来てほしいという思いもあるようでした。

そして、他の企業でも身だしなみのルール緩和が進んでいます。

例えば、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン。2021年の9月からメイクや髪色の基準が緩和されました。また、ボディピアスやタトゥーは、制服に隠れる場所に限り可と変わったようです。

さらに日本航空では、2020年4月からパンプス・ヒールの規定が撤廃されました。

そして、スターバックスコーヒージャパンです。2021年の8月から服装の色や素材の選択肢が増えました。髪色も自由になったということ。

スターバックスコーヒージャパンの担当者は、「“身だしなみルール”を改訂したことで『自分らしく働ける』『個性を尊重してくれる職場』という印象をより持ってもらえているのでは」と話していました。

井上貴博キャスター:
きっと企業にとっては、ルールをある程度作ることで企業イメージを守れますし、クレームの芽を摘んでおきたい気持ちが今まであったんだと思いますが、変わる企業が出てくると応援したくなりますし、きっとこういう企業を学生も選ぶのではないかなと思いますけどね。

ホラン千秋キャスター:
もちろん職業によって制限がかかってしまうものもあるんだと思いますが、自分らしく働ける場所がお給料が高い・低いとかよりも、自分らしさみたいなものを大事にしてくれるところが重要視されてるなというのをいろんなところで感じますよね。

井上キャスター:
企業じゃなくて従業員を守ってくれるように感じますもんね。

■“身だしなみ”厳しい業種は?

良原キャスター:
のびのび働けるような現場になっていくなという気がします。

一方でまだ厳しいルールが多くある職場もあるようです。

服装・身だしなみ、職場での決まりがありますかというアンケートです。連合調べによると、1000人の方に伺って「ある」と答えた方が57.1%と半分以上となりました。

さらに、決まりの「ある」業種として多かったものがランキングで出ています。
3位が卸売業・小売業(約66%)、2位が金融業・保険業(約71%)、そして1位が宿泊業・飲食サービス業(約87%)ということで、やはり接客業になりますと、身だしなみのルールがあるところが多そうです。

身だしなみのルール1つとっても、男女によって決まりが違うこともあるそうです。ある建設業では、男性は作業着かスーツに対して女性は私服。ある公共機関では、男性は長ズボン、女性はスカートと決められています。女性はズボンをはけないということですね。

さらに、シャツはシャツでもある金融業・保険業では、男性は水色、女性はピンクと色が決められているところもあるそうです。

身だしなみのルールはいろいろとありますが、多いのが髪に関する決まりということで、例えば、男性は長髪NG。男性は黒髪、女性はあまり派手ではない茶色。7トーンより明るい色はNG。このようなルールがある職場もあるそうです。

ではこの7トーンとは、どんな色味なのでしょうか?

美容室でカラーの仕上がりをイメージするときに使うようなカラーレベルスケールで言うと、4と5が大体日本人の地毛だそうです。決まりになっている7というのは、かなり地毛に…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20221121-6053344)

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