【青春】大学生芸人グランプリ!“お笑い”にかける4年生コンビに密着『news every.』16時特集
8月31日に開催された「大学芸会」会場を訪れるお客さんのお目当ては「学生芸人」。漫才、コント、ピン芸などジャンルは様々。11日間かけて学生芸人日本一の座を決めるこの大会には今回504組が出場した。
漫才コンビ「雨やどり」の2人は、伝統ある創価大学落語研究会のメンバーで、4年生。活動できるのは来年3月まで。ネタを書いているのはツッコミの阿世知弘之(あせち・ひろゆき)さん。峪万唯子(さこ・まゆこ)さんはボケ担当。
峪さんが漫才を好きになったのは高校生の時。「受験とかで一番辛かった時にM-1グランプリを見て、泣くほど笑って…」「よくお笑いで人を元気にするっていうけれど、漫才はかっこいいなって思った」と話す。
そんな峪さんにコンビを組もうと誘ったのは阿世知さんだった。「出てきただけで雰囲気放ってる。僕には無い華がある」と話す。
サコさんは就職活動中。一方、阿世知さんはプロの芸人志望。実は、親からは快く思われていないという阿世知さん。ノートに綴っていたのは「芸人になることを認めてもらう最高の結果を」との文字。
就職と芸人、歩む道は違っても2人で決勝を目指す。決勝の舞台に立てるのは、観客の投票によって勝ち上がった20組だけ。
予選2日目に登場した「雨やどり」。出番を終えた途端、峪さんが泣き出してしまう。動揺する阿世知さん。実は、これまでで「一番の出来」だったそうで、あまりの嬉しさで峪さんが涙が止まらなかったのだとか。
その日の夜、結果はSNS上で発表に「やったー!決勝いった!」。見事、決勝進出。峪さんは「全部ネタも相方が考えてくれてずっと引っ張ってくれて」「(相方に)どうしても決勝に行ってほしいっていう気持ちがあったんでそれがかなって良かった」と話した。
一方、優勝候補のひとつ「もぐら大戦争」も決勝進出。ボケとツッコミに役割を分けない漫才が特徴の「もぐら大戦争」は、東京理科大学4年生の神山滉太(かみやま・こうた)さんと青山学院大学4年生の加藤航(かとう・わたる)さんの漫才コンビ。2人の出会いは青山学院大学のお笑いサークル。新人歓迎会で意気投合した。
神山さんは「お笑いサークルに入ってなかったら、ずっと家にいて何もしてなかった」という。コロナ禍に覆われた学生生活に輝きをもたらしてくれたのは、お笑いだった。
いよいよ決勝戦当日。20組から優勝決定戦に進出できる3組に絞られる。「雨やどり」は“賞レースには不利”と言われるトップバッター。一方、最後の出番となったのは「もぐら大戦争」。どちらも得意のネタで勝負する。会場は大爆笑。しかし「もぐら大戦争」の神山さん、その出来に納得いかない様子。「最悪だ」と一瞬セリフに詰まったことを悔やむ。
はたして、「雨やどり」と「もぐら大戦争」は、上位3組に残り、優勝決定戦に進むことはできるのか。
(2022年10月28日放送「news every.」より)
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