【「王将」社長射殺事件】襲撃などリスク懸念…容疑者を慎重に移送
「餃子の王将」を展開する会社社長が射殺された事件で、殺人などの疑いで逮捕された工藤会系の組員・田中幸雄容疑者の身柄は、現在、捜査本部がある京都の山科警察署に向け移送されています。山科警察署から木村記者が最新情報を伝えます。
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田中容疑者は、現在こちらの山科警察署に向かって移送中です。容疑者が工藤会系の組員ということで、警察は通常よりも多くの警察官を動員し、慎重に移送していて、到着は明け方にずれこむ見通しです。
京都府警はさきほど、記者会見を開き、28日付で福岡県警と合同捜査本部を立ち上げ、およそ140人規模の態勢で、事件の背後関係を詳しく調べていくと発表しました。
しかし、捜査の内容についてはほとんど明かさず、田中容疑者の認否についても明かしませんでした。
王将フードサービスをめぐっては、大東さんが殺害される1か月前に、特定の企業経営者と260億円の不適切な取引を繰り返していたとする社内報告がまとめられましたが、事件との関連はわかっておらず、今後、田中容疑者への取り調べなどで関連を詳しく捜査する方針です。すでに関係箇所への家宅捜索も始めているということです。
田中容疑者の身柄ですが、通常であれば、逮捕後、容疑者の身柄は検察庁に送られますが、今回は襲撃などのさまざまなリスクを勘案し、検察が警察署に来て取り調べを行う異例の対応になるということです。
（2022年10月28日放送「news zero」より）
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