米「ハイマース」4基など ウクライナに900億円相当の追加軍事支援(2022年10月5日)
アメリカ政府は4日、ウクライナに対し、6億2500万ドル＝日本円にして900億円相当の追加の軍事支援を行うと発表しました。
ホワイトハウス、ジャンピエール報道官：「バイデン大統領はゼレンスキー大統領との電話会談で、ロシアの侵略からウクライナが自衛を維持できるよう、6.25億ドルの軍事支援を供与すると伝えた」
ウクライナに新たに供与されるのは、ロシアへの反撃に大きく貢献した高機動ロケット砲システム「ハイマース」4基のほか、榴弾砲（りゅうだんほう）や弾薬など6億2500万ドル＝日本円にして900億円相当の武器です。
アメリカはロシアが2月にウクライナに侵攻して以来、ウクライナに対し、168億ドル＝日本円にしておよそ2兆4200億円の軍事支援を行っています。
アトランティック・カウンシルユーラシアセンター、メリンダ・ヘリング副部長：「戦争は何年も続くでしょう。ウクライナが今、必要としている主要兵器を西側が供与するかどうかが問題なのです。今のようなスピードで武器を送っていては、戦争は10年近く続くかもしれません」
ウクライナに詳しいアメリカの専門家はこのように述べ、戦争終結のためには現在の軍事支援の規模では十分ではなく、攻撃力のある武器など、さらなる支援が必要だと指摘しています。
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