【東京オリ・パラ汚職】大広と組織委元理事側「覚書」で対価約束か

【東京オリ・パラ汚職】大広と組織委元理事側「覚書」で対価約束か

東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、広告会社「大広」が大会のスポンサー契約に関連した業務を担当できることになったことへの協力の対価として、逮捕された組織委員会の元理事側に金を支払う「覚書」を結んでいたことがわかりました。

元理事の高橋治之容疑者と知人の深見和政容疑者は、「大広」から約1500万円の賄賂を受け取ったとして再逮捕されました。

関係者によりますと、高橋容疑者らによる働きかけにより、「大広」がスポンサー契約に関連した業務を担当できるようになったということですが、その後の取材で、この働きかけに対する対価の支払いについて、「覚書」が結ばれていたことがわかりました。「覚書」は「大広」と深見容疑者の会社との間で交わされていたということです。

特捜部は、この「覚書」が、深見容疑者の会社を受け皿に高橋容疑者に謝礼が支払われたことを裏付ける証拠とみて、捜査を進めているものとみられます。

高橋容疑者と深見容疑者は調べに対し、容疑を否認しているということです。
（2022年9月29日放送「ストレイトニュース」より）

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