【台風14号】20日の通勤・通学時に雨や風は?「強風域が大きい」ため長引く恐れも
台風14号は20日朝には東北地方に進むということですが、連休明けとなる20日の通勤・通学時間帯に、雨・風はどのようになりそうなのでしょうか。また、強風域が大きい台風14号の注意点は?
■20日の通勤・通学時間帯に雨・風は…
有働由美子キャスター
「台風14号ですが、このあと北陸地方、そして20日朝には東北地方に進むということなんです。20日といえば連休明けになりますが、通勤・通学、この時の雨・風はどうなりそうでしょうか」
村上なつみ気象予報士/防災士
「首都圏の20日朝の通勤・通学時間帯は、雨脚が強まるかもしれません。まずは雨雲の予想です。北陸沖にある活発な雨雲が20日朝には、関東北部にかかる予想です。関東南部も雷雲が発生しやすいので、油断はできません。その後、雨の範囲は、徐々に東に離れていきますが、関東北部などでは午後も雨が続くところがありそうです」
「続いて、雨や風の注意・警戒が必要な期間です。これから、20日昼ごろにかけて、東海から北海道にかけて、広い範囲で雨や風のピークとなりそうです。特に、関東に注目しますと、6~9時の朝の通勤・通学時間帯には、大粒のたたきつけるような雨が降るおそれがあります。また、午後にかけても風の強い状態が続く可能性があります」
■台風14号 最大の特徴は「強風域が広い」
有働
「19日は『やんだ』と思ったら急にどしゃぶりの雨、あるいは強い風が吹いてきたんですけど、20日もこういう感じなんでしょうか?」
村上
「雨に関しては降ったりやんだりと、20日も同じような状況になりそうですが、特に『強い風』に注意が必要です。台風14号の最大の特徴は、『強風域が広い』ことです。最新の台風の情報(19日午後11時時点)ですが、“傘が役に立たないような風が吹く”とされる風速15メートル以上の強風域に、九州南部から東北にかけての広い範囲がすっぽりと入っています。台風は時速35キロと少しずつ早くなってきていますが、これだけ強風域が広いと、抜けるまでに時間がかかります。強い風の時間が、長引いてしまう可能性もあります」
有働
「首都圏の交通機関は19日時点では、主な路線については始発から平常通り運行しますが、地域によっては運休が決まっている路線もありますので、お出掛けの前には最新の情報を確認してください」
(2022年9月19日放送「news zero」より)
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