「奇跡のピアノ」と「希望のピアノ」が“初共演” 東日本大震災と熊本の豪雨で被災（2022年9月10日）
東日本大震災と熊本の豪雨で被災した２台のピアノが、大阪府堺市で“初共演”しました。
９月１０日、堺市の「ソフィア・堺」で開かれたコンサート。２台のピアノの美しい音色が会場に響き渡ります。
１台は、２０１１年に福島県いわき市で東日本大震災による津波にのまれました。修理が不可能とされた中で復活を遂げたことから「奇跡のピアノ」と呼ばれています。もう１台は、おととしに熊本県球磨村を襲った豪雨により濁流に巻き込まれたピアノで、復興の願いを込めて「希望のピアノ」と呼ばれています。
２台とも、いわき市のピアノ調律師・遠藤洋さんが修理しましたが、そろって演奏されるのは今回が初めてだということです。
（ピアノ調律師 遠藤洋さん）
「（２台）それぞれ個性があって、音色なども違う要素同士でなりたったかな。それはそれで１つの音楽としてとらえていいんじゃないのかなと思います」
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