【新型コロナ】“医療ひっ迫” “点滴”高齢者も入院できず…
15日、東京都内で新たに2万3135人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。羽田空港はUターンラッシュでにぎわう一方、お盆も休みなく働いていたのは、訪問看護の現場で働く看護師。入院できない患者の対応に追われていました。
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15日、お盆の羽田空港は、Uターンラッシュでにぎわっていました。
徳島に帰省した家族
「阿波おどりとか、虫とりとか、温泉とか、川とか行ったりしました」
秋田に帰省した家族
「秋田の方に行っていました。抗原検査を、自宅でできるやつは1週間くらい前から、2~3日おきとかに子供とやっていました」
コロナ対策をしながら、楽しんだ人が多かったようです。
どのくらい休みが取れたのか、聞いてみると――
3年ぶりに北海道に帰省した家族
「5日間」
徳島に帰省した家族
「10・11・12…6日間」
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お盆休みを満喫する人がいる一方で、お盆も休みなく働く人もいます。
医師からの指示で訪問看護を行う看護師は13日、「今月はまだ1日も休みがない」といいます。
訪問看護師
「おはようございます」
都内にある福祉施設のベッドで横になっているのは、90代の女性です。9日、新型コロナの陽性判定を受けました。高齢者でなおかつ自力で飲食できず、点滴が命綱となっていますが、それでも13日時点では入院できない状態でした。
感染者増加に伴う医療ひっ迫で影響を受けているのが、訪問看護の現場です。
訪問看護ステーションブロッサム 西村直之代表
「病院に入院できないというところで、在宅で対応しなくてはならないケースが増えている」
もともと、自宅や福祉施設などで患者の医療的ケアにあたっていましたが、いわゆる“第7波”に入ってから、入院できないコロナ患者への対応も依頼されるようになったといいます。
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13日、福祉施設を訪ねた看護師は、その後、都内で自宅療養している患者も訪問しました。
患者
「お茶飲んでいる。冷たいお茶」
訪問看護師
「お茶は飲める?」
患者
「飲める」
訪問した80代の女性患者は認知症があり、新型コロナの陽性判定を受けていたにもかかわらず、この前日に外出し、出先で倒れてしまったといいます。
訪問看護ステーション ブロッサム 西村直之代表
「コロナ対応看護になりますと、通常のサービスよりも、一人あたり10~20分延びるケースも当然ある」
防護服などは1回ごとに処分し、対応にあたる看護師は自宅に小さい子供や高齢者がいない人にお願いするなど、金銭的にも人員的にも厳しいといいます。
訪問看護ステーション ブロッサム 西村直之代表
「対応する看護師は、もう使命感。もうこれ一言に尽きると思います」
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東京都のホームページによると、自宅療養者は約17万5000人、入院・療養等調整中は約7万6000人でした。訪問看護の現場でも、負担が大きくなっています。
(2022年8月15日放送「news every.」より)
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