“旧統一教会とのつながり”元議員が証言「安倍氏に二度会って支援を依頼した」回答は(2022年7月31日)
岸田総理は先ほど、次々と明らかになる旧統一教会と政治家との関係について初めてコメントしました。
▽岸田総理「政治家の立場から説明を」
(岸田文雄総理大臣)「社会的に問題になっている団体との関係については、政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明をしていことは大事だと思っている。それぞれ様々な説明を行っているようですが、国民の皆さんの関心も高いわけですので、こうした丁寧な説明を行っていくことは大事であると思っています。」
▽“組織票割り振り”安倍氏に依頼と証言も
2016年の参院選で当選した宮島喜文氏。
先ほど番組の取材に、旧統一教会=世界平和統一家族連合の友好団体(世界平和連合)から支援を受けていたことを認めました。
宮島氏と同じ臨床検査技師出身の伊達忠一前参院議長はこう証言していました。
(伊達忠一前参院議長)「宮島喜文っていうのがいるんです。これをお願いして当選させてもらったんですよ。安倍さんに『統一教会に頼んでちょっと(票が)足りないんだとうちが』と。そしたら(安倍氏が)『わかりました、ちょっと頼んでアレ(支援)しましょう』ということで。なんぼ(票が)入ったかわからなんわね。どっちにしても当選はしたんだわ」
伊達氏は、2016年の参院選で宮島候補を当選させるため、教団の組織票の割り振りを安倍元総理に依頼したといいます。
▽「安倍氏から難しいかもと…」出馬断念の元議員
ところが2期目を目指した今回の参院選では…
(伊達忠一前参院議長)「今回(今年の参院選)は安倍さんは『悪いけど勘弁してくれ』と。『井上をアレ(支援)するんだ』という話になって、『いやいやそんなこと言わないで。現職なんだから』と。それじゃあということで、宮島は辞退したんですよ2期目。今回出なかったの。だから安倍さんのせいだとか旧統一教会のせいだとは俺は言わないけどね。その票がなかったら自分は無理だと思ったんじゃないかい」
教団の友好団体は今年の参院選でかつて安倍氏の総理秘書官を務めた井上義行氏を支援しました。
安倍氏と同じ派閥に所属していた宮島氏。今回の参院選前に2回安倍氏に会いに行ったと秘書を通じてコメントしました。
(宮島元参院議員)「安倍氏に二度会って、前の選挙と同様に世界平和連合(教団の友好団体)の支援を依頼しました。安倍氏からは『6年前のような選挙協力は難しいかもしれない』との返答でした」
最終的に出馬を断念した宮島氏。感染が拡大してPCR検査業務が多忙を極める中、臨床検査技師団体の組織拡大と引き締めが難しい状況で、さらに、世界平和連合(教団の友好団体)の支援を受けるのが難しそうだったからだといいます。
第2次安倍政権が始まった2012年以降、2013年と2019年の参院選では教団の友好団体、世界平和連合が安倍派に所属する北村経夫氏を支援したと認めています。
2016年には宮島氏、今年は井上氏が教団の友好団体から支援を受けたことを認めています。
安倍元総理が旧統一教会票の割り振りを行っていたのでしょうか?
教団は「特定の政党さま、および候補者さまを組織的に応援することはございません」と回答しています。
7月31日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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