危険な暑さ熱中症の搬送増 不要不急の外出控えて 熱中症にならないためにどうしたらいいのか?|TBS NEWS DIG

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東京は5日連続猛暑日、群馬・伊勢崎で40度を観測しました。週末まで危険な暑さが続きます。6月28日、東京都は熱中症で救急搬送者数が今年最多の224人になりました。また、危険な暑さを受けて、日本救急医学会が緊急会見を開きました。スタジオで詳しく見ていきます。

ホラン千秋キャスター:
暑さにより、熱中症の疑いで救急搬送される方が大変増えています。6月28日までで4日連続猛暑日、29日を入れると5日連続ということになります。28日も、救急搬送者が多いというお話しましたが、28日、2022年の1日としては最多の224人が都内で熱中症の疑いで救急搬送されることになりました。

いくつか事例をご紹介します。どなたも気をつけていただきたいです。

熊本県荒尾市、遊園地「グリーンランド」に修学旅行で訪れていた女子高校生17歳です。

午前10時半から友達とアトラクションを楽しんでいましたが、午後、ちょうど最も暑くなる時間帯の2時前に倒れてしまいまして、119番通報。一時意識不明の重体だったということです。その後、意識は回復しましたが、熱中症は命を落としかねないことになるのでご注意いただきたいです。

さらに、神奈川県川崎市の小学校での事例です。

午前中、児童らが校外学習で公園へ約2キロ歩いていました。学校に戻った後、しばらく経って午後3時半ごろ、6年生の女子児童10人が体調不良を訴えて、搬送されました。皆さん熱中症の軽症と見られています。

子供だけではありません。大人も危険です。

東京都千代田区で、清掃用のゴンドラが故障をして、作業員4人が取り残されてしまいました。1時間後に救助されましたが、そのうちの1人(20代)が、どうも熱中症らしいということで搬送されましたが、軽症だったということです。年代関わらず、皆さん熱中症警戒していただきたいと思います。

この危険な暑さを受けて、28日緊急会見を行ったのが、日本救急医学会です。

日本救急医学会の坂本哲也代表理事は、「6月中に関東甲信越が梅雨明けを迎え、暑さに体が慣れる暑熱順化(暑さに体がなれること)ができる前に、異常に暑い気候が来るという危機的な状況に現在なっている」と述べました。ですので、皆さん危機感を持ってこの熱中症、暑さ対処してくださいということですが、見逃してはならない方々がいるそうです。

日本救急医学会は、「熱中症弱者を見逃さないでください」と強く訴えています。どういった方が熱中症弱者になるのでしょうか。

まずは高齢者です。

ご高齢の方は年代的に暑さを感じにくくなっているそうです。ですので、体調に何か変化が出たとしても気づきづらいことがあるんですね。さらにこの年代の皆さんは、他の年代の方と比べて病気を持っている方の割合が多いです。例えば糖尿病の方であれば、脱水になりやすい傾向にあったり、認知症の方は何か異変を感じても、自分でどうにか対処することが難しいということがあり得ます。身の回りの方がぜひ見守りをお願いしますということです。

高齢者だけではありません。他にも、経済的に苦しい皆さんも熱中症弱者に当たるということです。

例えば、経済的にかなり苦しいとなりますと、そもそもエアコンを設置していないことがあります。仮に設置していたとしても、エアコンを使ってしまうと電気代が高くなることが気になるため、使わないでおこうという方も多いということで、そうなってしまうと熱中症に繋がる恐れがあります。

さらに、しっかりとご飯を食べていないと低栄養状態ということもあり得ますので、このような条件が重なってしまうと、熱中症に繋がる恐れがあります。どうぞ皆さん、身の回りの方に見守りをお願いしますということです。

熱中症にならないためにどうしたらいいのか?まずは危険な暑さが続いていますので、屋外の不要不急の外出を控えてください。激しい運動というのは、もってのほかと言えそうですよね。

ただ、屋内にいれば安全というわけではないのです。約半数の方が屋内で熱中症を発症しています。今回節電と言われていますが、熱中症は大変危険ですので、エアコンの節電は後回しにして皆さんの健康、命を第1に考えてほしいということです。

さらに、設定温度はエアコンのリモコンなどで設定すると思います。この設定温度が
室内の温度だと勘違いされている方が多いそうですが、必ずしもそうとは限らないそうです。ですので、室内温度を確認して調整してほしいということです。温度計、さらに湿度計がついたものは1000円以下で売っている場合もありますので、ぜひこういったものを活用していただいた方がよさそうです。

さらにこの後、節電、それから電気が足りなくて停電ということもあり得るかもしれません。そうしますと、エアコンが使えませんので、霧吹きなどで体を湿らせて、うちわなどで仰ぎますと、水分が蒸発するときに、体内の温度を奪い取ってくれるので、体温を下げるために効果的だ…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20220629-6026337)

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