史上初 6月に40度超え…異例の「危険な暑さ」に警戒(2022年6月25日)

史上初 6月に40度超え…異例の「危険な暑さ」に警戒(2022年6月25日)

史上初 6月に40度超え…異例の「危険な暑さ」に警戒(2022年6月25日)

午後5時半ごろ、雹が降った三重県鳥羽市。
午後1時ごろには今年最高となる気温34.6度を観測していました。
きょう6月25日は関東を中心に暑い一日となりました。

報告:山田直喜
「熊谷市内にあるこちらの気温計に14時発表の気温が発表されます。37.8度です」

気温計を見た人
「うんざり。ちょっと信じられない。いま6月ですよ」

過去に日本一の暑さにもなった熊谷市。
“暑い町”でも6月でこの気温は異例です。

山田さん
「午後3時過ぎJR熊谷駅前です。風は少し吹いているんですが、直射日光と道路からの照り返しで、日向では逃げ場のないのないような暑さになっています。とにかく暑いです」

サーモカメラで見てみると…
至る所が温度の高い赤や白で染まっています。

山田さん
「ミストシャワーの下に人が集まって、少しでも涼を求めて暑さから逃れようという方もおられます」

こちらも、サーモカメラで見てみると、ミストの下は青くなっていますが、地面は温度が高いようです。
赤羽から来たというこちらの男性は…

暑さに慣れるために熊谷に来た男性
「今日は暑くなるというので、せっかくだから先に夏を体験しようかなと/暑いところから(体を)慣らしていけば」

気温計も持参し、熱中症対策に帽子もかぶって、わざわざ都内から暑さを体験しに来たといいますが、さすがに暑すぎたようで…

暑さに慣れるために熊谷に来た男性
「準備運動しないで夏になっちゃった感じですね。体も熱中症とか大丈夫かなと。思ったより暑かったです。バテました。あはは。冷たいもの食べて帰ります」

茶の西田園:小林伸光社長
「こののぼりがあるところにどこで借りてどこで返してもいいのが決まり。今日は意外と使ってくれた人がいるんじゃないかと思って。こちらよその店のもの。こちらもですね」

日傘は熊谷市の伝統工芸品・熊谷染めで作られた日傘を紹介。
日傘は縁結び商店街周辺のおよそ20か所で無料で借りられます。

きょうは観測史上初の暑さを記録した場所も出ました。

報告:布施宏倖
「伊勢崎市では午後2時前に最高気温40度に到達し、6月の国内最高気温を更新しました」

群馬県・伊勢崎市ではきょう、40.2度を観測。
気象庁によると、6月に気温が40度を超えるのは観測史上、初めてです。
全国でも1位の暑さとなりました。
こちらの女性は小型の扇風機を手放せません。

伊勢崎市民
「今までにないくらい暑い。暑すぎて、日陰にいても暑い。自分の住んでるところが1番暑いってやばくない?」

きょうの猛暑日は伊勢崎市を筆頭に群馬、栃木など関東に集中。
東京・青梅でも38.3度を記録しています。
その東京では都心でも35.4度となり、観測史上最も早い猛暑日となりました。
服を日差しよけにする人や、思わずせんすで顔をパタパタ。
多くの人が日傘をさしています。
江東区にあるこちらの店では…

番組スタッフ
「かき氷屋の店内は満席になっています。待っている人たちもたくさんいます」

かき氷を求め多くの人が。
シロップの上に細かく削った氷をてんこもりにし、そこにシロップを回しかけます。
できあがったかき氷は、サクサクで滑らかな舌触り。

かき氷を食べた客
「おいしい」

6月では例年、1日15から20杯出ますが、きょうはなんとその4倍の83杯もでたといいます!

いり江:渡辺正則代表取締役
「これだけ暑いとお客さんはかき氷のお客さんでだいぶ増えます。お昼前後からほとんどいっぱいです」

千葉では、この暑さの中、嬉しいことが始まりました。

報告:橋詰翔太
「強い日差しの中、みなさんプールで楽しんでいます」

プールに来たこども
「暑い」

千葉のホテルに併設されたプールです!
多くの家族連れで賑わい、県外からの客も来ていました。

川崎から来た人
「川崎から来ました」
「プールが楽しすぎておもしろかった!」

竜宮城スパホテル三日月営業課長:酒井達郎さん
「お客さまはだいぶ戻ってきて、コロナ前の90%近い数字で現在推移している。今はまん延防止等重点措置とか緊急事態宣言がない今年の夏は、たくさんのお客さまに引き続き来ていただきたいと思います」

一方、この暑さは関東以外でも。
猛暑日となったのは、岩手県釜石市や、宮城県の蔵王、長野県長野市、京都の舞鶴市など64地点にものぼりました。
また、今年一番の暑さとなった場所も412地点と多くなりました。
この暑さに、茨城県や埼玉県など、今年最多となる6つの県に熱中症警戒アラートも発表されました。

熱中症予防のために、東京・秋葉原のこちらのお店では始めたのが…

パセラリゾーツ:荒川賢総店長
「こちらにウォーターサーバーをご用意しています」

だれでも「お冷や」が飲めるサービスです。

パセラリゾーツ:荒川賢総店長
「どうしても25度を超えるような暑い日が続くと、お冷やだけでも召し上がりたい、体調を崩される方もけっこう多いので、きょうは3~4人いらっしゃってます。『助かったよ』という声はいただけますね」

しかし、きょう午後3時の時点で東京都内では63人が熱中症で搬送されました。

そんな中、、悩みのタネが熱中症のリスクが高くなるマスクの着脱です。

「3・2・1・ゴー!」

きょう、猛暑日の中、熊谷で開催された親子のスポーツ大会。
屋内でエアロビや玉入れなどの競技を各30分行います。
午前中の屋内とはいえ、気温は33度以上に。

参加したこども
「あついです!」

そのため、熱中症対策も一工夫。

参加したこども
「次おれ、次おれ。気持ちいい」

チーム毎に氷水で冷やしたタオルを用意したり、大きな扇風機も稼働。
その一方で、マスクは…

熊谷市スポーツ少年団:大木定之本部長
「コロナの問題と熱中症。(マスクを)するなというと、したい子もいるので、強制は出来ないということで、「マスクを外してもいいですよ」という話をさせていただきました」

屋内のため原則マスクは着用のところ、悩みましたが、暑い時には外してもよくしました。
しかし、心配はつきません。

参加したこどもの親
「(熱中症が)ちょっと心配だったけど、みんな外させていただいたので」
「(感染は)正直怖い部分ですが、体調管理という部分では出来れば、密にならない程度であれば、(マスクは)させたくない。倒れられたら困るし」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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