『バランスボール』に座って市役所の職員が仕事 “腰痛防止”に期待の声「良い感じ」（2022年6月14日）
和歌山県田辺市の職員が、バランスボールに乗って健康づくりを始めています。
田辺市役所で、真剣な表情で仕事をする職員。机の下を見てみると、座っているのは椅子ではなく大きなボール。先週から約７０人の職員がバランスボールを職場で使い始めています。
田辺市では去年の秋から試験的に導入していて、市長もバランスボールに乗って記者会見。きっかけは腰痛を訴える職員が大勢いたことでした。
（田辺市 西貴弘総務部長）
「腰痛で休む職員が年に何人かおられるということで、バランスボールが腰痛防止に効果があるという記事を見かけまして」
座ると自然に背筋が伸びるといわれるバランスボール。去年の試験実施で職員の腰痛改善効果がみられたことから本格導入が決まりました。市の職員共済会が職員に購入希望者を募ったところ６８人が手を挙げました。
６月８日、大量のバランスボールが市に届きました。１個約３０００円で、職員が自費で購入。自転車用の空気入れで一生懸命膨らませます。ボールの下には転がらないように固定用のリングも付いています。座ってみた感想を聞きました。
（職員）
「良い感じです。姿勢がよくなりそうな感じがしますね」
「座り仕事が基本なので、腰の負担とかが楽になると聞きましたのでバランスボールを購入しました。ちょっと腰とかも楽かなと思っています」
市役所のバランスボールの導入に市民は…。
（市民）
「座っているだけで健康にもつながるので一石二鳥で良いと思います」
「もしそれで『効果があったよ』とか聞くと、自分の会社でも取り入れたいと思います」
仕事への姿勢もますますよくなるかもしれません。
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