【“観光船”事故聴聞】“桂田社長「責任は国にもある」不服申し立て
北海道知床沖の観光船沈没事故で北海道運輸局は14日、運航会社の事業許可の取り消し処分を前に聴聞を行いました。桂田精一社長は出席しませんでしたが、「事故の責任は国にもある」などと不服を申し立てました。
運航会社・知床遊覧船に対する聴聞は14日、札幌市内の北海道運輸局で行われました。沈没事故後の特別監査では19の法令違反が発覚し、国交省は最も重い行政処分となる「事業許可の取り消し」を行う方針を示していました。
桂田精一社長は、聴聞には出席しませんでしたが、事前に陳述書を提出しています。
北海道運輸局・前里良人海事振興部長「『事故の責任を有限会社・知床遊覧船のみにあるとするのはおかしい』など、不服を述べる内容でございました」
陳述書の中で桂田社長は、「事故の責任は監督官庁の国にもある」などと主張し、事業許可の取り消し処分に対し、不服を申し立てました。
斉藤国土交通相は14日、事業許可の取り消しに向け、対応を急ぐ姿勢を示しています。
（2022年6月14日放送「news every. 」より）
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