上海、高校が登校再開 高考は延期に 北京、約1か月ぶりに店内飲食 学校も再開へ｜TBS NEWS DIG
新型コロナによる事実上のロックダウンが解除された中国・上海で、およそ3か月ぶりに高校の登校が再開されました。また、北京ではレストランなどでの店内飲食禁止措置が緩和されました。
記者
「登校が再開しました。生徒たちは学校に入る前に、まず陰性証明のためQRコードを読み込みます」
およそ3か月ぶりの登校となった生徒ら。上海市内の学校は3月中旬からオンライン授業などに移行していましたが、受験などを考慮して、まず高校3年と2年だけが再開となりました。
上海の高校3年生
「（3か月ぶりで）ちょっとぎこちない感じがします」
「家でも学校でも差はないです。家だと時間がたっぷりあるし、学校だと効率が上がるので」
中国では7日から「高考」と呼ばれる大学受験の一斉試験が行われます。厳しい学歴社会の中国では、高考の結果が「人生を決める」とも言われています。
ただ、2か月以上封鎖が続いた上海では7月に延期となることが決まっています。
上海の高校3年生
「ちょっと緊張しています。家での勉強は学校より効率が悪くて、まだ高考（受験）モードになっていません」
来週からは同じく受験を控える中学3年の登校も再開される予定です。
一方、北京では。
記者
「北京ではきょうから店内での飲食が可能になりました。こちらの店では店内で多くの人がご飯を食べています」
北京市政府は5日、新型コロナ対策でおよそ1か月実施した店内飲食禁止を緩和すると発表。
6日のランチタイムには、さっそく多くの人が次々と飲食店を訪れていました。
客
「ずっと食べたかったのですごくうれしいです。ここのラーメンを今日はわざわざ食べに来ました」
飲食店が並ぶこちらの通りでは、どの店もテイクアウトだけでなんとか営業を続けてきたものの、売上は6割以上減少したといいます。
店員
「1か月も休業していたので、とてもうれしいです」
「感激です、1か月も閉じていたので。たくさんのお客さんにきてもらって、なんとか売上を取り戻したいです」
徐々に緩和されてきた北京の新型コロナ対策。学校での対面授業も順次再開することが決まり、観光地や娯楽施設も人数を抑えた上で再開するということです。
ただ、交通機関や公共施設を利用する場合は、72時間以内のPCR検査の陰性証明の提示を求めるとしています。
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