米韓首脳会談 経済安保連携で合意 北朝鮮への抑止力も強化へ｜TBS NEWS DIG
韓国を訪問しているアメリカのバイデン大統領は、尹錫悦大統領と米韓首脳会談を行い、北朝鮮に対する抑止力を強化し、経済安保での連携を加速させることで合意しました。
首脳会談は私の後ろに見える大統領府で、予定を1時間以上超える会談が行われ、韓国の「アメリカ重視」の姿勢が鮮明となりました。
会談後の共同声明では、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対し、抑止力を強化すると明記。米韓両国が合同軍事演習の範囲と規模を拡大するための議論を始めることに合意しました。
アメリカ・バイデン大統領
「私と尹大統領は、北朝鮮の脅威への対応を含む地域の安全保障の課題に取り組むため、関係を強化し、協力することを約束した」
韓国・尹錫悦大統領
「強力な対北朝鮮の抑止力が何よりも重要だということに共感しました」
また、アメリカが主導して発足させる新たな経済圏構想、IPEF=「インド太平洋経済枠組み」について、尹大統領は参加を明言しました。
両首脳はデジタル経済やサプライチェーンの強化などに向け、IPEFを発展させるため協力していくことでも一致しています。
韓国・尹錫悦大統領
「韓米両国は規範に基づいたインド太平洋地域の秩序を共に構築していく。その第一歩がIPEFへの参加です」
一方、両首脳は共同声明で、「台湾海峡の平和と安定を維持する重要性」も改めて表明しました。「中国包囲網」の広がりを警戒する中国がさらに反発を強めるのは確実です。
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