北朝鮮の新型コロナによる死者3.4万人にも 韓国専門家が試算 さらに増える可能性も(2022年5月16日)
新型コロナの感染が拡大する北朝鮮で今後、少なくとも3万4000人が死亡する可能性があるとの試算が発表されました。
新型コロナ対応にあたる韓国の専門家らによる中央臨床委員会の呉明燉（オ・ミョンドン）委員長は世界的な死亡率データなどから北朝鮮でのオミクロン株蔓延（まんえん）により、少なくとも3万4540人が死亡すると指摘しました。
さらに、北朝鮮ではワクチン接種がほとんど行われておらず、医療インフラが充実していないことを考慮すれば、さらに死者が増える可能性もあるとしています。
韓国などが提供も検討しているワクチンについて感染拡大を食い止める「最も重要な手段」としながらも、効果が出るまでに時間がかかることから、即効性のある措置として医療従事者間での知識・経験の提供を提案しています。
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