【ウクライナ情勢】製鉄所からの避難めぐり情報錯綜 “第二陣”ロシア側が許さず
ロシア軍が包囲するウクライナ南東部マリウポリの製鉄所からの市民の避難をめぐり、2日に予定されていた「第二陣」の避難をロシア側が許さず実施されませんでした。
アゾフスタリ製鉄所から「第一陣」として避難した市民を乗せたバスは2日、ロシア軍が経由地に設置した仮設キャンプから南部のザポリージャに向かいました。
ウクライナ当局は100人以上が目的地のザポリージャに到着したと発表しましたが、ウクライナの国営通信社は避難民が乗った車列は2日は到着しなかったと伝えるなど、情報は錯綜しています。製鉄所を守るアゾフ連隊の副司令官は、「製鉄所でロシア側の攻撃が続いている」と主張しています。
また、ドネツク州の知事は2日に予定されていた「第二陣」の避難はロシア側が許さず行われなかったと明らかにするなど、避難が難航していることがうかがえます。
こうした中、ロシア軍は2日も各地でミサイルなどで攻撃を行い、AP通信によりますと南部オデーサでは住宅にロケット弾が着弾し少年1人が死亡しました。
ゼレンスキー大統領「14歳の少年が殺された。これがロシアの戦い方だ」
ゼレンスキー大統領は17歳の少女もケガをしたと述べ、ロシアを非難しました。
(2022年5月3日放送)
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