【SKY-HI】“ミツノブさん”の一言で音楽の世界へ…「ありがたい」背中を押した言葉

【SKY-HI】“ミツノブさん”の一言で音楽の世界へ…「ありがたい」背中を押した言葉

【SKY-HI】“ミツノブさん”の一言で音楽の世界へ…「ありがたい」背中を押した言葉

ラッパー、そしてボーイズグループBE:FIRST(ビーファースト)の“生みの親”として注目されるSKY-HIさんにインタビュー。

“SKY-HIに大きな影響を与えた人物”と話してくれたのが、父親の“ミツノブさん”です。SKY-HIさんは「音楽で食っていこうと思う」ということを“ミツノブさん”に話し、その時かけられた言葉に背中を押され、“今がある”と言います。
ほかにも、SKY-HIさんに“自身を表すキーワード”を聞くと、小説の登場人物や会社を設立する“原点”となった著名人などを明かしてくれました。

■小見出し①SKY-HIを表す“4つのピース”は『ミツノブとユキコ』『鈴原トウジ(冬二)』『ラッセルシモンズ』『チョコレート』

――1つ目のピース【ミツノブとユキコ】

“両親”ですね。
おやじが元々飛行機乗りだったりしたんで、メールアドレスに“SKY”って入っていたりしたんですよ。
当時の“ボーダフォン”の頃のアドレスに…(笑)そういうのもあって、“SKY-HI”を構成している要素は相当大きいと思いますね。
(元々、左耳が聞こえづらく)健康優良児っていうわけではない幼少期だったのでね。
それが、あまりひねずにやれていたのは、両親のおかげじゃないかと。あと、こういうことを書くと喜ぶんじゃないかと思い書きました

――両親に言われて“思い返す”言葉は?

「音楽で食っていこうと思う」という話をしてしまったんですけど、(父親の)ミツノブさんから「おまえ、左耳聞こえないのに音楽やるの?」という話をされまして。「あぁ、それはおまえ、人と違う聞こえ方ができてよかったな」という話をされたのは、「あっ、ほんまや。ラッキーやな」と思えて現在に至っているので。ありがたいなと思っていますね。

――2つ目のピース【鈴原トウジ(冬二)※1】

村上龍さんの『愛と幻想のファシズム』の主人公というか、主要キャラクターですね。
鈴原トウジ(冬二)も二十歳超えてからだいぶ強い影響を受けましたし、こちらの“ミツノブ”とだいぶあれなんですけど…。
人っていうのは“欠けた部分こそが特徴”というか、普通の人よりダメなところ、劣っているところ、っていうふうに思わずに、欠けているものを“長所”というか“特徴”として捉えよう、っていう考え方を2人ともされている方ではあるので。
だいぶ人間性は違いますけど、自分の中でもそういう考え方は根付いていますね。

※1鈴原トウジ(冬二)
世界経済が恐慌へ突入し、未曽有の危機を迎えた日本を舞台にした小説『愛と幻想のファシズム』(著:村上龍1987年発売)の登場人物。政治結社「狩猟社」を率いる若きカリスマで、日本を動かし始めるキャラクター。

■小見出し②SKY-HI「自分の会社で自分の音楽をやろう」“会社設立”原点となった人物

――3つ目のピース【ラッセルシモンズ※2】

僕が思春期の頃、ジェイ・Zがヒップホップ界でキングとして、今もキングではあるんですけど君臨していて。
ジェイ・Zの何がかっこよかったって、自分で会社を作っちゃって、それまでの常識を一気に塗り替えていく、みたいなスタンス。歌っていることをそのまま現実にしていく姿に、少年は相当心を打たれましたね。(自身が)会社を作りたいと思ったのは、ラッセルシモンズとかジェイ・Zとかを見ていて「かっこいいな」と思っていたから、っていうのは確実にありますね。16歳ぐらいのときから「いつか自分の会社で、自分の音楽をやろう」とは思っていたので。

※2ラッセルシモンズ
1984年にアメリカのレコードレーベル「デフ・ジャム・レコーディングス(Def Jam Recordings)」を設立。ビースティー・ボーイズやジェイ・Zら、名だたるアーティストたちを輩出した。

――4つ目のピース【チョコレート】

好きなんですよね。ただ、こういう場でこういう話しするのは、ちょっと気がひけるというか…。これを見た直後に、例えばお仕事にご一緒する方いらっしゃるじゃないですか?チョコレートの差し入れをしてくださる、とかいうこともあるんですよ。太っちゃうなと(笑)
自分の会社のアーティストの親御さんに高級なチョコレートをいただいて、案の定1箱すぐいっちゃったんですけど。

――1箱どのくらいあったんですか?

700…はなかった。でも20~30個とかじゃないですか。もらうと「ウワッ!」と思いながら、でも食べちゃうんですけどね。だから、人生を狂わせられるとしたら、こいつにじゃないですかね。

■小見出し③Da-iCEは“同志”トークも歌収録も「緊張感なかった~」そのSKY-HIさんは6日放送の『Da-iCE music Lab』でダンス&ボーカルグループDa-iCEと発表したコラボレーション楽曲「SUPER FICTION casts SKY-HI」をテレビで初めてパフォーマンスを披露します。

――Da-iCEの5人と共演していかがでしたか?

自然にやれてよかったかな、という感じですかね。「毎年、毎月会うぜ!」っていうほどの距離感では当然ないけど、でもずっと“同志”みたいな気持ちもあるし、“距離の近い友人たち”なので。そのまんまやれたのはすごくよかったですね。

――どんなパフォーマンスを披露したのでしょうか?

昔やった曲で。「SUPER FICTION casts SKY-HI」という曲を、もうちょっと“肩の力抜けたバージョン”というか。ボーカルのみで3人でやったら、楽しかったですね、わりと。

――番組の注目ポイントは?

“緊張感のなさ”じゃないですか?(出演者の)EXITともDa-iCEとも関係値もあったので、同世代が集まってるみたいな感じだったじゃないですか。
それもあってか、緊張感なかった~。話もそうだし、歌もそうだし、初めてですよ、こんなに緊張せず汗もかかず終えた収録は(笑)
特に歌唱パフォーマンスってなると、どんなに歌いなれている曲でも緊張感すごいありますけど、7~8年ぶりに歌う曲を「この緊張感のなさでやれるんかい!」というのが楽しかったですね。

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