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ロシア軍が原発から撤退 “赤い森”に塹壕を堀り・・・放射線で「病気の兆候」(2022年4月1日)
ロシアのプーチン大統領が、ウクライナとの停戦協議について初めて口を開き、「条件はまだ整っていない」と述べました。
■プーチン氏 首脳会談「その時はまだ」
前回のウクライナとの停戦協議後、ロシアは、首都キーウ(キエフ)周辺での軍事活動の縮小を発表しました。
停戦に向け、ロシアが前向きになり始めたとする見方もありましたが、プーチン大統領は、次のように話します。
プーチン大統領:「ウクライナとの停戦条件は、まだ整っていない」
イタリアのドラギ首相は先月31日、プーチン大統領が前日の電話会談で、このように語ったと明らかにしました。
ドラギ首相は、首脳会談の必要性を訴えましたが、プーチン大統領は、「その時はまだ来ていない」と答えたといいます。
■ロシア 天然ガス代金は“ルーブル”で
停戦協議は、今月1日も開かれる見通しですが、プーチン大統領が慎重な態度を示したことで、交渉の行方には暗雲が漂っています。
実際、キーウ近郊では31日も、ロシア軍の砲撃が繰り返されるなど、ウクライナへの圧力が弱まる気配は見られません。
また、プーチン大統領は31日、ロシア産天然ガスの代金の支払いについて、大統領令に署名したと明らかにしました。
プーチン大統領:「ドルやユーロでの支払いは認めません。これに反すれば、債務不履行とみなします。私たちは、慈善事業をやるつもりはないのです」
「非友好国」は今月1日以降、天然ガスの代金をルーブル建てで支払う必要があり、新たな規則に従わない場合、契約は破棄されると警告しています。
さらに、ロシア外務省は、EU(ヨーロッパ連合)の首脳らのロシア入国を禁止するとの声明を発表。一連の対ロシア制裁への対抗措置だとしています。
■原発から撤退「放射線で病気の兆候」
一方、ロシア軍の大半が、チョルノービリ(チェルノブイリ)原発から撤退したことが分かりました。
ウクライナの原子力発電公社によると、ロシア軍は、ベラルーシ国境方面に向かったといいます。
原子力発電公社SNS:「ロシア軍は原発を占拠した際、立ち入り禁止区域の中でも、最も汚染された『赤い森』のなかに、塹壕(ざんごう)を掘ったという情報を確認。ロシア軍兵士が相当量の放射線を浴び、すぐさま病気の兆候が出た。兵士たちが、パニックになったのも無理はない」
(「グッド!モーニング」2022年4月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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